インダストリーウェブ研究会は、精密機械工業で栄えた諏訪地方の若手経営者が集まり、95年に活動を始めた。そのネーミング通り、製造業におけるインターネット活用が研究テーマ。翌96年、同研究会のホームページ上に「諏訪バーチャル工業団地」を立ち上げたことで知られる。
当時はインターネットブームの走り。「地域活力のげき減退が目立つ中、ブームを巻き起こす勢いのインターネットに、創造業に関するコンテンツが見当たらなかった」(大橋代表)のが活動のきっかけだ。バーチャル工業団地の先駆けで、しかも製造業に携わる者が独自に立ち上げた経緯から、全国的に注目を集めた。
(以下、略)
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