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「諏訪バーチャル工業団地」 企業集積に情報ネットワークを重ね合わせて成長の可能性を探ろうと、若手経営者グループが設けているインターネット上のサイト。平成9年9月頃から、電子メールを会員向けに一斉に発信するMLを使い、日々情報を交換している。
これまでに2600通ものメールを配信した。中身は「講演会でこんな話を聞いたとか、こんな仕事があるよとか、何でもあり」。
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諏訪バーチャル工業団地の最初の最初の狙いは、ネットで仕事を受注することだった。大手メーカーが資材や部品のネット調達を始めた時期。しかし、受注は伸びなかった。「仕組みだけ作ってもだめ。自分の会社が何をできるのか、コア技術やアイデンティティーがないと仕事につながらないと気付いた」。まず足元を見つめようと、バーチャル団地の機能を情報交換の場へと変えていった。
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