■ 本文より抜粋 |
インターネットも中小企業が連携する有力な武器になる。
長野県諏訪地域の企業は共同でホームページ「諏訪バーチャル(仮想)工業団地」を設けた。参加企業の製品や技術をPRし、取引先の開拓を目指している。共同受注など具体的な成果はまだ少ないが、メンバー間で技術情報を交換する動きがでてきた。
金属加工、精密加工など10社が参加し、96年末にホームページを開設。が、受注の成果は上がらない。「各社がよそに負けない分野を確立しないと取引には結びつかない」(岡谷市の工作メーカー。オオハシの大橋俊夫専務)との反省が生まれた。
そこで、昨年9月電子メールを使い、新素材の技術や製品開発について意見交換するサイトを立ち上げた。現在このメーリングリストとバーチャル工業団地の参加企業はともに100社を超す。大橋氏は「知恵を集め独自製品を生み出せれば、必ず受注に結びつく」と自信を深めている。
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