■ 本文より抜粋 |
「諏訪バーチャル工業団地」。電気自動車レースに挑戦した「諏訪湖電走会」を核に製造業の若手企業経営者らがつくる「インダストリーウェブ研究会」がインターネット上で共同受注を目指している。
参加企業は四十社を超えた。全国の動きともリンクし、研究会が保有する中小企業などのメールアドレスは千二百件に達した。
大橋俊夫代表(40)は
「電子メールという連絡手段を持ったことで必要な企業、技術を見つけだせる。オープンなコミュニティーをつくる重要性を痛感した」と指摘する。
モノの開発や進化が加速度的に速まる中で技術や特許を「囲い込む」考え方が転換しつつある。「企業は技術などをオープンにしなければ競争力がつかない」という。 |
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