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  ■ 全国紙  


button日経産業新聞 '97年4月10日 1面

「モダンタイムス2001 電脳社会なんて怖くない
    第1部 仮想が現実となる日 サイバーへ匠たちの「脱藩」」

  本文より抜粋
「いつまでも企業城下町にとどまっていたのでは新しい産業潮流は見えてこない」。地場産業の情報発信に取り組むインダストリーウェブ代表の大橋俊夫は地元十社の若手メンバーと”脱藩”に踏み切った。全国でも珍しい製造業の仮想モール 「諏訪バーチャル工業団地」をたち上げる。
広くインターネット上に市場を探そうとの試みだ。超精密加工のダイヤ精機製作所(小口成人社長)も「団地」を窓口にネット受注に加わった。
自動旋盤に欠かせない超硬合金のチャック類など、たった一品でも設計から加工までオーダーメードで応じる。「汎用機でも一ミクロン単位の研磨や切削ができる。機械と人間の対話は他の地域がまねできない諏訪ならではのソフト資産」と開発部長の小口裕司は強調する。

(中略)

かつて坂本竜馬ら幕末の志士が脱藩、海を渡った。これが今日の技術立国へとつながっていく。モノづくりの新しい潮流に気づいた匠たちも竜馬同様、電脳社会に飛び出し製造業再生のパスポートを持ちかえろうとしている。




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