■ 本文より抜粋 |
インターネットの活用方法として全国的にも注目されているのが、諏訪地方の若手経営者らが四月下旬に開設したホームページ「インダストリーウェブ」だ。仕事を求める企業と仕事の引受先を探している企業のお見合いの場を提供しようとの意欲的な取り組みだ。
中心になったのは岡谷市南宮一の工作機械・工具販売会社の専務を務める大橋俊夫さん。一昨年夏、諏訪地方の製造業の将来をマルチメディアや環境問題、福祉などさまざまな視点から考えていこうと、若手有志ら約二十人で「諏訪湖電走会」を結成。その仲間と昨年暮れから準備を進めてきた。
(中略)
中小企業は技術があってもPRが難しい。インターネットを製造業にとってのインフラストラクチャー(経済活動の基礎となる社会的生産基盤)として利用してほしいというのが大橋さんらの願いだ。
「技術があればインターネットは強力な武器になる。インターネットを通して製造業の復権を図りたい」と大橋さんは強調した。 |
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