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大橋さんは工作機器販売店の専務。96年から「諏訪バーチャル工業団地」を立ち上げ、若手の企業家たち約150人と意見の交換を続けてきた。その積み重ねの上に、昨年10月、仲間の若手企業者たちとインダストリーネットワーク株式会社を設立した。消費者や経営者がネット上で情報交換し合いながら、新しい商品化につなげていこうというものだ。
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「中小企業同士が連携すれば、大企業の下請け商品だけでなく、いろいろな新商品の開発ができるはず」と、大橋さんは言う。その際重要なのが、地域の「ブランド力」だ。全国各地、世界各国から注文が来るためには、「諏訪地域に頼めば、いいものがすぐできる」という地域ブランドがなくてはならない。大橋さんらは、伊那谷の企業家とも連携する天竜川沿いの「ドラゴンバレー」を描いている。
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