省エネカー走行会
('96年8月14日 ツカマ自動車教習所にて)
長野県内の省エネカーを集めた走行会が、松本市の
ツカマ自動車教習所で8月14・15日に行なわれた。
我々諏訪湖電走会は、14日に「スピリット・オブ・スワッコ '96」を走らせた。
久々の走行となる「スピリット・オブ・スワッコ '96」であったが、
残念なことに、バッテリーが完全に充電されていなかったため、
20周弱で走行を終了した。
ガソリン1リットルでの走行距離を競う「Locomobile号」
彼らは鈴鹿サーキットでのエコランに毎年チャレンジしている中堅チームである。
この日は、正規のドライバーに替わって、
設計者の今井氏がハンドルを握ってデータを取っていた。
ちなみに今井氏は、諏訪湖電走会のメンバーでもあり、
「スピリット・オブ・スワッコ '96」の基本設計も担当している。
当日は、テレビ局も取材にきており、
各チームとも上手に走らせようと必死!?
中にはエンジンになかなか火が入らないチームもあり、
エコランの難しさを垣間見せていた。
(ただの整備不良かもしれないが・・・ ^_^;;;)
電動カートも参加。
運転させてもらった人々は、その速さに驚くばかりであった。
当然のことながらエコランカーとは世界が違うものであるが、
強い魅力を感じた人も少なくなかったようである。
最も注目を浴びていたのは、やはり2CVコンバートであった。
今回は、ドライバー交代をしながら1時間ぶっ通しで走り続け、
データ取りを行なった。
1周350mのコースを45〜50秒前後で走り、
トータル20Km強(約60周)を走ったが、
電力の低下はほとんどなく、予想以上に走ることがわかった。
驚くべきはそのスピードである。
元々のエンジンよりもおそらく速いであろうという速度で、
大きくロールしながらコーナーを抜けていくのである。
自動車教習所を借り切って行なわれた今回の走行会は、
非常に楽しく、また有意義なものであった。
「省エネカー」に寄せる想いはそれぞれ違ったものであるが、
誰もが目を輝かせていたのがとても印象的であった。
(本文・写真:岩田裕二 E-MAIL: webwheel@alles.or.jp)
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